2010年12月12日日曜日

ライブUSTと群雄割拠の時代



お久しぶりです。先日、宇多田ヒカルさんの活動休止前ラストライブがUstreamで中継されました。僕も色々と考えながら2時間半ぶっ通しで見てしまいました。感動と、思うところがあったので文章にしてみます。素敵な画像はこちらのブログからお借りしました。
http://minkara.carview.co.jp/userid/254149/blog/20686735/

@SamFURUKAWAさんや@dsHiranoさんら主宰の坂本龍一さんのUstも2講演ほど見ましたが、流れるタイムラインも含め動画やCDとは違う臨場感、"自分がそこにいる感覚"と"みんなで共有する楽しさ"があり、感動しました。花火大会で最初の一発が上がった時にオオーって完成があがってワクワクする瞬間、みたいな。ネットでもこんな感覚が味わえるんだ、と。今年は2つフェスに行き、個人的には生のライブに触れる機会の多かった一年だったのですが生のライブにも近いワクワク感を感じました。twitterでもUstを見て宇多田ヒカルのライブに行きたくなったという意見も多かったように思います。

Ustでは、宇多田ヒカルの横浜アリーナツアーと名もない学生の路上ライブが並列で並びます。そしてこれはUstだけでなくeBookやtwitter、アプリ開発などでも同様です。これまではテレビ局や出版社や新聞社などのフィルターを通った限られた人たちだけしか発信できなかった情報を個人レベルで発信できるようになった。その革新性を強く感じます。YouTubeやニコニコ動画でも拡大してきたことですが、ライブ感がさらにアップしているのではないでしょうか。

発信が容易になった分、様々なコンテンツが発信されてくることになります。そしてフィルターを通さない分クオリティの差が明らかになってきます。僕は、宇多田ヒカルさんのようにライブで10万人もの期待に応えるコンテンツを送り出せる人は、自信があり実力を持った本当の意味での"プロ"だと思います(当然周りのスタッフも含めですが)。


今後ますますクリエイターとユーザーの距離が近づくにつれ、プロモーションからコンテンツまでクオリティが問われる「群雄割拠の時代」の到来を感じます。

2010年11月13日土曜日

ソーシャルブックマーク

tumblrやdropboxなどクラウドとデバイスとのデータの出し入れができるサービスがかなり浸透しています。その中でも僕が特に便利と感じているのが、ソーシャルブックマークです。

いわゆるオンラインブックマークと言われるもので、これまでブラウザで管理していたブックマークをオンラインのサーバー上で管理するサービスです。登場してそれなりに日が経つ(はてなブックマークは2005年リリース)わりにそこまで普及してない印象があります。YahooやGoogle,livedoorなど大手には大抵あるサービスですが、僕ははてなブックマーク(略してはてブ)を3年程使っています。毎日気になった情報は気楽にブックマークできるし、長い期間続ければ自分なりのアーカイブが出来上がっていくのでかなりオススメのWebサービスです。


Firefoxにははてブのアドオンも入れていて、ツールバーの"B"ボタンからワンタッチでブックマークできるので便利です。



また、ブラウザの右下に現在開いているページのブックマークされている数が表示されるのでページの人気がわかるのもソーシャルブックマークらしい特徴です。(Module Design logのPES-8800のエントリーは42はてブいただいてます)

ブックマークした情報はタグ(キーワード)をつけて分類します。長くなるので詳細は省きますが、この分類方法がとても秀逸です。蓄積された情報の中からタグを検索することで、膨大なアーカイブの中から欲しい時に欲しい情報を引き出すことができます。iPhoneでもはてブ使えるのですがPCに比べ動作が遅いのとタグの入力が面倒なので、iPhoneでもはてブアドオン使えるブラウザが出てくれるといいのですが。
プロダクトデザインの世界では今もスケッチを壁に貼ってアイデア検討することが多いですが、スケッチにタグ付けしてデジタル化して管理したら格段に情報整理しやすいと思います。書いた日付けも意識せずとも詳細に記録してくれる。壁を全面iPadにしてスケッチ検討のできるオフィスが持てれば最高ですね。evernoteで実現されていますが、タグで分類する日記アプリも欲しいです。

2010年10月29日金曜日

GALAXY S



今日は10/28。そう、GALAXY Sの発売日です。(もう29日になりましたが。)藤沢のビックカメラで実機触ってきました。長くなりそうなのでブログでごく個人的なものですが感想書きます。上の画像はITMediaの記事から拝借したものです。
http://plusd.itmedia.co.jp/mobile/articles/1010/05/news033.html#l_st_gs-01.jpg

結論から言うと、ややがっかり、です。
インターフェース、操作感やスペック、筐体デザインの3方向からレビューしたいと思います。

まず、インターフェース。スマートフォンの場合画面が大きくボタンも少ないため、プロダクトの顔とも言える正面の印象はインターフェースによるものがかなり大きくなります。特に最初に目に入り、最も多く目にするであろうダッシュボード(待ち受け画面)の影響は大です。僕が一番がっかりしたのがこの部分で、壁紙(デフォルト?)・アイコンデザイン・フォント・時間表示、とにかく統一性がなく画面が非常に煩雑に見えます。これはGALAXYというよりAndroidやdocomo側の問題もあるのかもしれませんが、Appleの統一されたプラットフォームと繊細なフォントに比べて正直言って触る気を無くしました。Windowsが長年OSリニューアルを繰り返しながら一向にインターフェースグラフィックが洗練されていかないことを思えばAndroidも大丈夫か?と思わざるを得ません。インターネットブラウザも軽く触ってみましたが、ややドットの目立つフォントはせっかくの高精細スーパー有機ELディスプレイを活かしきれていない印象です。

次にスペック。液晶解像度(ドット数)は480×800でiPhone4に劣るものの(iPhone4は640×960)言われている通り、発色はすごくいいです。写真フォルダも見ましたが精度がカメラ・ディスプレイ共に精度が高いと思います。また、タッチの操作感もXperiaと比べるとずいぶん精度が高く、こちらもiPhoneに引けを取らないレベルです。慣性スクロールはiPhoneより速く、長いデータの閲覧はGALAXYの方が楽かもしれません。あとスペックで一番優位なのが電波で、これはsoftbankの脆弱な電波状況を考えるとdocomoの安定した電波環境は間違いなく魅力的です。僕の場合iPhoneは自宅1階はほぼ圏外です。

最後に筐体デザイン。GALAXY Sは裏面のデザインが非常に印象的で下部に手にフィットするようなアールの付いたデザインになっています。使用感と造形を満たすデザインで、僕は好きです。またアクリルパネルの下に星のような無数のドットがプリントされていて、GALAXY(銀河)の名にピッタリのディテールです。前面は黒のツライチに周囲にメタリックの飾りが付きiPhone3GSにかなり近い印象です。個人的には画面上のdocomoのロゴが不要と思います。なんだかずいぶん偉そうな書き方をしていますが、筐体デザインとして非常に完成度が高く意図の伝わる、色々とお手本にさせてもらいたいデザインで改めてSAMSUNGのデザイン力の高さを感じました。


以上、3つの方向からはっきり分けてレビューできる程、まだインターフェースとスペックと筐体デザインが別々に考えられているなというのが正直な印象です。(Appleのように)一体感のある開発と比べると僕はこのままでは根本的な解決にならないのではないかと思っています。

2010年10月24日日曜日

3D(2)

はじめてRealD方式で3D映画見てきたので、忘れないうちに感想書きます。
RealDは円偏光で左右の映像を分離する方式で、3Dメガネの製造コストが安く新品のメガネが毎回配られるのが特徴です。主にXpanDと比べてのものとなりますが、感想としては

・レンズがサングラスのように黒みがかっており、画面が暗い
・ゴーストが多く、奥行感もあまりない
・新品なので傷がなくレンズがきれいで快適
・軽くて幅もあり、メガネonメガネでもさほど問題なく装着可能
・黒渕で比較的スタイリッシュなデザイン(でも欲しいとは思わない)

といったところです。ワーナーマイカルで見たのですが11/19から3Dメガネは有料(100円)になるらしく、持ち帰って再利用を促されました。ものとしてはしっかりしたつくりで100円以上の価値はあるものなので、問題なく再利用できると思います。3D映画が普及するまで無料配布し頃合いの良いところで利益と環境の両面で有料化する計画だったのではないでしょうか。

XpanDと違い、シャッターの開閉がないので明るく感じるという点を一番期待していたのですが実際暗いです。映写機のランプの明るさの違いもあるのかもしれませんが、個人的にはXpanDより暗いのでは?と思う程でした。また、色再現性も低く暗いシーンや人が激しく動くシーンではメガネを外して確認したりしました。僕の感想としてはややがっかり、といった感じです。

ちなみに見た映画は海猿です。海猿シリーズ全部見ていてファンです笑 映画としては面白かったのですが3Dの使い方にはアイデアや迫力がなく、また船内のアクション映画なので人が暗い中で走るシーンが多くて全く3Dには向かない映画だと思います。実写に3Dはあまり向かないという意見をよく聞きますが、僕も今のところ同意です。アバターが特別版で再上映されているようなので(3時間!長い!)次こそはIMAX挑戦してきたいところですね。
関連記事:3D(1)


2010年10月11日月曜日

朝霧JAM



土日で朝霧JAMという野外フェスティバルに行ってきました。全員キャンプでの2日間のフェスなんですが、土曜はあいにくの大雨で全身水たまりの中にいるみたいで写真も撮れなかったです。iPhone5は防水を期待したいですね笑

2日目は幸運なことに天候も回復し、夕焼け富士山も見ることができて大満足のゆるフェスでした。来場者は僕と同年代から少し上の30前後の人がほとんどで、不況でもフェス人気はどんどん高まっている印象があり、休日に仕事から離れて音楽フェスを満喫するスタイルは若者の間でかなり浸透してきていると感じます。普段街では見かけない、カラフルなアイテム・民族的図柄の布・長靴などフェス"ぽさ"を出すファッションも見られて面白かったです。その辺を押さえて来年もフェスチャレンジしたいなどと思った休日でした。

2010年9月30日木曜日

3D(1)

こんばんは!今日はニンテンドーカンファレンスで3DSの試遊会があったみたいですね。2010年は3D元年と言われていますが、まさにその名の通りテレビ・映画・ゲーム・YouTube・デジカメ・ムービーカム・プロジェクターなどあらゆるデバイスで3D対応が進んでいます。これからはタッチパネル対応コンテンツに含め3Dコンテンツは確実にデザインニーズのある領域なので、デザイナーとしてアイデア出していきたいところです。ひとくちに3Dと言っても表現方式にはかなりバラつきがあるようなので、自分へのメモも兼ねてまとめていきたいと思います。

まずは一番普及が早かった映画から。ここ1年くらいで3D映画はすっかりメジャーになり自然と生活にとけ込んでいます。(カールじいさんやアバターの頃はまだハシりの印象がありました。)先日トイストーリー3を3Dで見ました。日本人でも違和感なく笑えるユーモアのあるストーリーとリアリティとは違うCGらしい質感や動きや世界観があり、ピクサーのノウハウの蓄積を感じる完成度の高い映画でした。映像としては本編前の"デイ&ナイト"という短編がアイデアがあり、やられたーという感じです。DVDにも収録されるらしいので観てない方はぜひオススメです。

と、トイストーリーの話はこのくらいにして本題へ。3D映画の方式には、XpanD・RealD・Dolby3D・IMAX3Dの4種類があります。4種の方式の違いや体験レビューは以下のブログエントリーが大変詳細です。
http://itsa.blog.so-net.ne.jp/2010-01-15
簡単に言えば映写側では右目左目用の各映像を交互に映すことは共通で、XpanDが赤外線でそれに合わせて3Dメガネの左右のシャッターを物理的に交互に開閉する方式、RealDが円偏光メガネで左右の像を分離する方式、Dolby3Dが色の偏光メガネで左右の像を分離する方式、IMAX3Dが直線偏光メガネで左右の像を分離する方式ということみたいです。個人的には新宿バルト9と平塚のオリンピックでXpanDでしか3D映画見たことがありません。3Dというとメガネをかけるせいで画面が暗く彩度が落ちるという印象があるのですが、XpanDがダントツ暗いようですね。

どの方式でも使い捨て再利用の違いはあるものの、3Dメガネを着用しなければならないのは共通です。僕はメガネ使用者なので3Dを観に行くと常にメガネonメガネになり、映画中につけ疲れを感じます。バルト9のメガネは重い分しっかりして幅も広く安定感があります。オリンピックのメガネはバルト9より軽い分メガネの上からかけるとギリギリで、人によっては手を添えないと落ちてしまうのではないかと思います。同じ方式の劇場でもメガネのデザインは異なるようです。プロダクト的に考えれば、幅や奥行を変えられるメガネというのは物理的に複雑になりコストも不要にかかるので目指すべき場所は万人に合わせたメガネづくりではないと思います。てっとり早いのは、普段観に行く劇場が大体決まっている人ならば度付きも含めたマイ3Dメガネを用意するのがベストかと。現状度付き3Dメガネのオーダーは一般化していないようですが、近いうちにメガネストアーでもサービスが始まると予測します。半年以上前の記事であったので商品化されているものもあるのかもしれません。
http://www.stereosound.co.jp/hivi/detail/feature_746.html


2010年9月13日月曜日

広告(1)

広く告げる、と書いて広告。7/1よりiOSに導入されたiAdについて。

iOS4発表時にずいぶん話題になったiAd。iPhone4使い始めて3ヶ月弱ですが、僕はまだiAdお目にかかったことがないと思います。iAdの流れとしては、HTML5ベースで広告を開発→Appleに料金を支払いiAdに出稿→アプリ開発者が自分のアプリにiAdを導入・掲載→クリックやインプレッション(広告の表示された回数)により広告主に課金されその利益の60%がアプリ開発者に、40%がAppleに入る、という仕組みのようです。広告主としてはiOSの1億2千万台のユーザーにAppleのお墨付きのクオリティの広告が届けられる、アプリ開発者としては広告収入が見込めることでアプリ開発費の増加やアプリを無料化してより多くのユーザーに使ってもらえる、ユーザーは自分の好きな時にアプリを妨げず広告情報を得ることができる、とそれぞれにメリットがあります。テレビや雑誌・新聞等の紙媒体、駅のポスターなど広告マーケットが収縮する中今後スマートフォンやiPadのような端末でのマーケットが拡大していくことは間違いないでしょう。テレビのような"見る"広告からwebの"操作する"広告になりiAdの"触る"広告へとフォーマットが変化しています。

iAdはHTML5ベースでの開発ということですが、タッチパネル(iOSだけでもいいのですが)に最適化したコンテンツは何で開発するのでしょうか?フリックやピンチに対応する方法があれば事務所のホームページでも実装してみたいですね。

フォーマットが移行することで静的なグラフィックデザイン領域は減り動的なコンテンツ産業の割合が大きくなると思います。プロダクトデザインも筐体とコンテンツUIの開発の距離がもっと近くなり、webデザイナーも含めタッチパネルの普及でデザイナー領域も統合されていくのかもしれません。

iAdに出稿を許されることは一つのステータスとなるでしょう。OSの管理と信頼のおけるデザインディレクションが認められているAppleだからこそできるビジネスモデルです。iAdを目にする機会がまだ少ない、データが重く動作が悪いなどの問題点はあるようですがiAdはとてもよくできたビジネスモデルだと僕は思います。今後面白い使い方をするコンテンツがどんどん出てくると思うので、自分でも面白いコンテンツをつくりたいなと思いながらブログ書きました。

リーフのiAd動画で締めます。

2010年9月7日火曜日

OS(2)

android2.2とiOS4の違いについて
http://wiredvision.jp/news/201006/2010060822.html

僕自身はiPhone(iOS4)を使っていて、Xperiaをはじめとしたandroid端末はビックカメラの店頭で触ったことがある程度です。僕は美大に在学していましたが、2009年夏頃から周囲が猛烈な勢いでiPhone3GSに機種変更していきました。iPhone4が発売され、自分も含め周囲では勢いが衰えること無くiPhoneユーザーが増えている印象です。むしろ、ここ1年程でiPhone以外に変えたという人が思い当たらないくらいです。1人だけXperiaを使っている友人がいます。
iPhone4が出るまではXperiaがiPhoneより月間売り上げで上回っていたようなので美大周辺は世の中の比率とややずれがあるかもしれません。
PES-8800のユーザーの方々の中でもやはりiPhone派が圧倒的多数(80%くらい?)でXperia,HTC Desireと続くような印象です。

個人的にiOSとandroidの主な違いとして気になるのは、Flashの可否と複数メールアカウントの管理でしょうか。PCからの音楽データ同期の有無も気にはなりますが、僕はiPhoneで音楽聞かないので。
Flashに関しては言わずもがなですが、iPhoneやiPadでも見れるように事務所のホームページもノーFlashでリニューアルしました。最近はFlashを使いながらもFlashが見れないデバイスからでも問題なく閲覧できるような設計がされているサイトが多く勉強になります。androidでのFlash playerの挙動は確認したことがないので、ブログ書いていてちょっと見てみたくなりました。
もう一つ気になるのは複数のメールアカウントの管理です。iPhoneでPCのメール(yahooのオリジナルドメインを使っています)を閲覧・送信できることがiPhone買って最も助かっていることかも知れません。今や普通の携帯電話では仕事にならなそうです。
androidでもK-9などメーラーアプリで対応できるようなので問題は無いかも知れませんが、この機能は非常に重宝しています。(iPhoneのメーラーはバグも多いですが)

スペック以外でandroidとiOSの違いで一番よく聞く感想は、慣性UIの操作感の違いです。
iOSはどのアプリケーションでも共通して心地よく反応の早い慣性スクロール機能を備えています。一般的なタッチ式の携帯電話も含めiOSの慣性スクロールを超える操作感を持つ端末はほぼ無いのではないでしょうか。
ソフトハード共に含んだ開発がOSのスペック以上に製品に反映されるのかもしれません。

また続く、と思います。

しばらく前になりますが、和田智さん(元アウディのカーデザイナー)のコラムで縁の話がありました。無料登録で全部読めますのでよろしければ。
http://business.nikkeibp.co.jp/article/topics/20100818/215825/

先日NHKの「プロフェッショナル 仕事の流儀」でも、市川海老蔵さんが人生で大切なのは「運」と「縁」と「勘」だというお話をされていました。
デザインをしていくにあたって僕はアイデアと縁、それに加えてスキルが必要かなと思っています。スキルは日々の仕事や努力で培われ地道に進歩していくものだと思うのですが、今までの自分の数少ない経験からいっても自分を一番手っ取り早く変えてくれるものが人との出会いややりとりだと思います。これから仕事をしていく上では今まで以上に思わぬ縁が生まれることを期待しています。
なので自分からコンテンツや意見を発信し、なるべく「縁」をつくっていける環境づくりをしていければという思いです。
このブログも「縁」を生む場になればと思いますので、お気軽にコメント等いただければ幸いです。よろしくお願いします。

2010年8月25日水曜日

OS(1)

「Android、2012年にAppleのiOSを抜く」
http://www.itmedia.co.jp/news/articles/1008/06/news057.html

この記事によると2009年Androidは500万台・iOSは2500万台、
2012年にはAndroidが7500万台・iOSは6200万台になるとのことです。
アップルはiOSを自社製品だけのクローズドに提供しています。
だからこそハードとソフトの一体となった開発ができ、iPhoneやiPadのような
他社の先を行く製品が生まれました。
ただ、市場は数の論理が大きく影響します。
今のところAndroidとiOSの効果的な連携の話は聞こえてきません。
アプリや動画コンテンツなど互換性の少ない場合多数決的にAndroidにシェアを奪われる可能性はありそうです。WindowsとMacのように。

OSはプラットフォームであり、OS戦略がハードの開発に影響を与えます。
Blu-rayが規格化されHD-DVDは撤退しました。OSではないですがプラットフォームという意味において同じような事例と言えます。今後は第三、第四のスマートフォンOSも含め、それぞれのOSの差異や特徴をより明確に、
かつ互換性のあるOS戦略が見られるのではないでしょうか。

差異と互換性については別途。

2010年8月23日月曜日

発信

坂井直樹さんのインタビューを読みました。
印象的だった言葉を引用します。

ただもし私の活動が社会にインパクトを与えることができた点について、どうしても説明しなければならないとしたら、私のやってたことにオリジナリティやクリエイティビティがあったからだと思うんですね。これは私の信条なんですが、「誰かがやったことをやってもしょうがないし、時間の無駄」「まだ誰もやった ことがないことだからこそやる価値がある」と思っています。こうしたオリジナリティを追求する姿勢が世界を大きく変えることにつながってきたのではないで しょうか。
http://www.socio-design.jp/2009/sakai-090128-1.html

自分が思いついたことをgoogleで検索すると大抵誰かが形にしていたりします。
あるものをつくることは二番煎じになってしまいます。
逆に言えば、先にネット上に情報をあげてしまえば自分がオリジナルになれるということです。
発信はオリジナリティの第一歩であり、頭でいくら面白いことを考えてもオリジナリティは生まれません。
発信することでレスポンスが生まれ、レスポンスは成長を促します。

というわけで、発信の場として個人的にブログを始めることにしました。
思いつきですが計画的な思いつきです。
宜しくお願いします。